折形講座のレポート

12月8日、てらこや竹の丸「折形講座」を開催しました。

折形は、
武家礼法の一つ 「折形礼法」
室町三代将軍・足利義満により定められた
日本独自の礼法であり、美しい和紙の文化です。(近藤先生の資料より)
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折形は、
江戸時代に入り、庶民にも伝わるようになります。
日常にあった折形文化も、戦後、時代とともに薄れ、
現代の私達には、ラッピングや祝儀袋として馴染みがあるように思います。

先生からのお話は、
おぉ~!、なるほど。というお話ばかりで、
“折り紙つき” ”お墨付き” といった、
和紙、紙の文化のお話も教えていただきました。

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↑みんなで紙の厚みなどを確認

そして、いよいよ実践です。
緊張しつつ、一つづつ 丁寧に折ってきます。
慣れない作業で、力も入ります。

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↑お札の内つづみ。お札の大きさの違いもありますが、個々に違いがでます。

先生から書いていただいた折形礼法に、
「自ら謙り、相手を敬い・思い遣る
折り目正しく折り包み、口上を述べて手ずから渡します。」
とあります。

相手を想い、気持ちを込めてこそ、
美しい折形になるのかもしれないです。

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↑どうにか、最後まで完成しました!

和紙を折る前から、折形の礼法ははじまっていて、
姿勢も、気持ちも正しくなった2時間でした。
参加者された皆さんからも好評で、ぜひ次回も!という声が。
また計画したいと思います。

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